はじめに

終身雇用が終わりを告げた近年では、若い人だけではなく40代以降の人でも転職をするのが一般的になってきました。ですが一口に転職といっても、上手くいくケースばかりではありません。時には転職しなければ良かったと後悔するケースもあるものです。そこで本当に幸せになれる転職のやり方を考えてみます。

 

ステップアップの転職を模索している人

 

何のために転職するの?

目的を強く意識する転職活動者

 

本当に幸せになれる転職を考えた時に、最初に行いたいことは何のために転職したいのかを明確にする事です。この点をルーズにしたまま転職をしても上手くいきません。転職のための理由というのは人それぞれです。例えば年収をアップさせたい、将来的なキャリアを考えた転職がしたい、休日を増やして家族と一緒にいたい、などが代表的です。

 

これらの目的で何を優先させるのかで、他の部分が犠牲になる事も少なくないでしょう。年収をアップさせたいと転職をした場合に、休日が少なくなるかもしれませんし、今より忙しくなる可能性もあります。逆に休日が多い仕事に転職したいとなると、年収が下がってしまう可能性が高いでしょう。キャリアアップのための転職でも、何もかも都合よくいくことはありません。

そのため転職をする目的をはっきりさせることが重要です。
自分が何を優先して転職したいのか、ここを曖昧にしておくと目的が達成できないので失敗に終わる可能性が高いでしょう。

 

 

薄々わかってはいだけど、やっぱりそうだよね。複数の希望があっても、全部は欲張れないよね。優先順位をつけての取捨選択が必要なんだね!


 

自己分析がネックになる!

自分らしさ

 

目的を明確にするのと同時にやっておきたいのが、自己分析をするという点です。自己分析をする目的は、自分がどういう仕事であれば活躍できるのかにつながります。大きく分けると、会社にも2つのタイプがあります。

 

実力を重視して年齢などよりも実績次第で、どんどん役職が上に上がっていけるような会社と、いわゆる年功序列型で実績よりも勤務年数が物を言うような会社です。前者の場合は年齢によるハンデがないため、実績さえ詰むことができれば、大きな活躍をすることができます。

 

ですが性格的に向いていない人も少なくありません。常に競争を強いられてしまうため、日々の仕事に疲れてしまうケースも多いのです。反対に年功序列型の場合は、実績の有無よりも年齢が重視されます。競争がまったくないとは言いませんが、常に強いられる様な事はないでしょう。自分は常に上を目指していたいと考えるような人だと、こうした会社は合わないかもしれません。

だからこそ自己分析をして、自分がどんな性格であるのかを考えることが必要だと言えます。仮に先述した優先順位によって選んだ会社であっても、自分の性格に合わなければ幸せな転職にはなりません。

 

 

仕事は長く続けていくものという認識を持ちながら、自分の性格タイプを分析しておく事が転職成功のカギになるというわけですね!



ポジティブ思考が大事

ポジティブ思考のイメージ

 

もう1つ心構えを考えると、ポジティブな転職をするのを意識しておきたいです。転職にもポジティブなものと、ネガティブなものがあります。現在よりも良い環境に身を置きたいと考えるのは当然です。ただ今の仕事が嫌で仕方がない、といったようなネガティブな感情で転職をしても上手くいきません。

 

同じ転職をするのなら、新しい環境に対して希望が持てるような心持ちでいることが大切です。精神論的な話になってしまいますが、こうした気持ちの有り様というのは表情や口調などにも出てしまいます。優れた面接官ですと、そうした心の機微のようなものも感じ取ることができるので、結果的に不利になるのです。そのため転職をするのなら、希望を持てるような心持ちになれる会社を選ぶことも重要だと言えるでしょう。

 

 

人間関係などが嫌で仕事を変えたいと思う事は、少なくないですしそうであったとしても、新しく移ろうとする先に希望が抱けるものがある事が重要なんだね!


 

エージェントサービスを利用してみる!

柔らかいサポートのイメージ

 

ここまで幸せになれる転職をする時の、考え方の部分にスポットをあててきました。次にどういう方法で転職をすればいいのかも考えてみます。最近では転職と言えば、仕事を辞めてから行うものではなく、在籍しながらインターネットなどを活用するのが一般的です。

 

いわゆる転職サイトなどを使う人が多く、わざわざハローワークに足を運ぶという人は少なくなっています。ここで1つおすすめしたいのは、転職サイトを使うのであればエージェントがいるところを選ぶべきです。エージェントは転職に関することであれば、様々なことを相談できる存在です。

 

また履歴書や経歴書の書き方などの指導をしてくれたり、面接の練習などにも付き合ってくれます。初めて転職をする、転職をしたいけれど不安があるなどの様なケースでは、かなり役に立ってくれるでしょう。他にも自分に合った仕事を紹介してくれたり、非公開案件などを教えてくれる場合もあります。

非公開案件というのは、一般公開されない求人のことです。企業側の理屈で考えるとわかりやすいのですが、一般公開をしてしまうと様々な人が応募してくる可能性があります。忙しくないのならそれでも構わないでしょうが、忙しい時にまったくの素人から応募があっても困るのです。

 

そこでエージェントに対して非公開案件といって、応募できる人材の条件を指定したものを出します。当然ですが一般公開の求人よりも条件が良いものが多いので、紹介してもらえれば大きなチャンスになる可能性があります。

 

 

確かにハローワークだと紙面などに書かれている事でしか、応募先の情報が得られないんだよな~。エージェントサービスなら担当者から幅広く情報を得られるし、色々サポートがあるのは便利ですよね!



専門サービスの利用

ITプログラマーの仕事風景

 

もう1つ知っておきたいのが、特定の業界に絞って転職をしたいのなら、専門的なサイトを使うことです。例えば医療業界専門、IT業界専門などがあります。特に医療業界は人材不足が叫ばれているので、看護師専門、医師専門といったより絞り込んだ転職サイトもあるのです。

 

こうした専門的なサイトの何が良いのかと言うと、転職先を絞っているのなら条件が良い案件が多いためです。理屈としては先ほどの非公開案件と同じだと言えます。専門職の転職サイトですから、当然ながらその職に就くための資格を保有していたり、経歴がある人ばかりになります。

 

つまり企業側としても無駄に経費をかけることなく、知識や経験を持った人材を得られるチャンスが多いのです。そのため一般的な求人サイトには出ないような、案件が出る事もあります。

自分はこの職に就きたい、今までのキャリアから考えれば他の業界に転職したくないという人も多いでしょう。そうした時に専門制の高い転職サイトを使うと、より満足度の高い仕事を効率良く探すことが可能です。

 

 

なるほど~。例えば看護師さんであれば、その分野に特化した専門サイトを使った方が有利に働くということですね。探したい分野がハッキリしている人は、専門サイトの有無を確認した方が良さそうですね!


 

UターンやJターン転職の留意点

ミニチュアの飛行機

 

幸せになれる転職ということで言えば、最近ではUターンやJターンなどのように都市部から地方へと行くケースも増えています。特に地元に帰るといった場合だと、収入は減る可能性が高いですが子育てを両親に協力してもらえるなどのメリットがあります。また自然が豊かな場所で子どもを育てたい、都会での生活に疲れてしまったなどの理由も考えられるでしょう。

 

地方都市の方でも人口の流出や減少対策として、助成金などを出しているケースも少なくありません。さらに現在社会的な問題の1つになっているのが空き家です。空き家問題を解決する手段として、UターンやJターン転職をする人に向けて貸し出しや、販売をするようなケースも増えています。

 

確かに都会から地方へと転職するのは、簡単なことではありません。情報を収集して面接をするといった時に、交通費や時間が掛かる事もあるでしょう。実家に頼れないのであれば、事前に引っ越し先となる場所を確保する必要もあります。都会からの引っ越しを考えると、料金的にも馬鹿にならない額がかかる可能性も高いです。

 

そのため敬遠しがちではあるのですが、先述したように自分がしたいことや、性格的な部分を考慮すれば地方へと転職するメリットも少なくありません。近年では地方の企業が都市部で就職相談会を行ったり、行政側でも就労の相談を受けています。転職サイトを使うのも良いのですが、こうした行政などのサービスを賢く利用すれば負担を減らせるでしょう。

 

注意点

こうした転職も1つの方法ではあるのですが、注意しておくべき事もあります。それは先に地方へと移動してから就職を探すというパターンです。実際にどんな求人があるのかも知らずに、先に地方へと移住をした場合に就職先そのものがない可能性もあります。

 

また無職の状態であるのなら、賃貸契約をする時に不利になるケースも多いでしょう。行政的な手続きとしても、国民保険への切り替え手続きなど面倒な部分が増えてしまいます。だからこそ地方へと転職を考えるのなら、先に就職先を確保することが重要なのです。

 

この順番を間違ってしまうと、リスクばかりが大きくなります。事情によっては先に移住しないといけない場合があるかもしれませんが、その場合でもできるだけ探す様にしましょう。

 

 

近頃は、Uターン転職などに特化したエージェントも登場しています。例えばの話ですが、中国地方への転職を希望されている人には、クリエ転職ネットというものがあります。



無理やり転職することはやめよう

バツ印を出すビジネスマン

 

幸せな転職という条件で考えるのなら、無理に就職をしないというのも選択肢の1つです。例えば現状で人手不足であり、比較的に転職がしやすい業界として代表的なのがIT業界でしょう。IT業界への転職は資格が必須ではありませんが、取得しておく方が採用への確率が高くなります。

 

何が伝えたいのかというと、仮に心機一転してまったく未経験の業界に転職をしたいのなら、焦る必要はないということです。なぜなら無理に就職をしなくても、職業訓練を受けることによって給付を受けながら無料で資格やスキルを取得できるためです。期間としては3ヶ月から6ヶ月が一般的ですが、1年から2年の長期になるコースもあります。

 

大きくわけると、失業保険を受給している人に向けた公共職業訓練と、失業保険の受給ができない求職者支援訓練があります。働きたいという意思があれば、誰でも利用できるのがポイントです。この制度を利用すれば、どちらでも通所手当などが受給できます。失業保険の給付を受けているのなら、期間の延長も可能です。

 

先ほど例にあげたIT業界だけではなく、建設や製造、介護に3DーCADなどを学ぶことができます。様々な業界についての知識を学べたり、資格が取得できるため無理に就職する必要はありません。飽くまでも給付であるため、得られる収入は少なくなります。ですが自分にあった仕事を探す、未経験の業界に転職したいという時には効果的な方法だと言えるでしょう。

ちなみに資格を取得した後は就職サポートを受けられます。職業訓練の場所となる訓練期間が、ハローワークと連携をして就職先の紹介もしてくれるのです。つまり未経験の業界でも、比較的に転職しやすいと言えます。

 

 

へえ~。色々と役に立つものがあるんだね!確かにいくら希望しているとは言え、全くの未経験で飛び込むよりはスクールなどに通って準備ができた方がいいかもしれないですね。



円満に退職することを心かける

円満のイメージ

 

幸せになる転職をしたいのなら、最後に伝えておきたいことが1つあります。それは現在の仕事を辞める時は、できるだけ円満にすることです。立つ鳥跡を濁さずとも言いますが、円満に退職できなければ良くも悪くもしこりが残ってしまいます。新しい環境で気持ちよく働くためにも、きっちりと現在の会社を辞めるのが重要なことなのです。

 

仕事を辞める時のタイミングとしては、一般的には1ヶ月程度前に上司に告げてください。忙しい会社なら余裕を持って2ヶ月~3ヶ月前に伝えるとスムーズに引き継ぎもできるはずです。辞めると伝える時には謝意を示しながらも、こういう理由で退職をさせてくださいと伝えるといいでしょう。引き留められたとしても、きっちりと断る勇気を持ってください。

 

 

くれぐれも何も言わないで急に去るような事は、しないでくださいね。社会人としてのルールを守り、新しい新天地へと移るようにしましょう。



まとめ

まとめの吹き出し

 

本当に幸せになれる転職のやり方についての記載でした。幸せなれる転職というのは、人それぞれで達成できる目的が異なってきます。そのため自分が何を望んで転職をしたいのか、ここを明確にする必要があるのです。

 

この部分を曖昧にしたまま転職をしても、上手くいくはずがありません。また転職をする時には、転職サイトなどを賢く使うと効率が良くなります。この転職サイトでも、自分の性格やしたいことなどを把握した上で利用するといいでしょう。

仕事は長く続けて行くものだという事を再認識しながら自分の性格を客観視し、転職時には希望事項を整理し優先順位をつけて臨んで行くことが大事となります。

 

 

仕事は一過性ではなく、毎日毎日ながくやって行くものだからね。自分を知る事と、何を叶えるための転職であるのかをキチンとしておくべきなんだね。